子猫を拾ったらどうしたらいいのでしょう?
子猫は親猫が育てるのが一番です。
しかし様々な理由で、人が育てることにになることもあります。
捨てられている子猫を見ると、放っておけないですよね。
子猫連れて帰ったあと、何が必要か知っていますか?
今回は獣医さんに「子猫を保護した時の対処法」を聞いてきたのでまとめました。
子猫は自力で生きるのは不可能
子猫を保護し対処するには、時間、経済的な余裕が必要です。
生まれたばかりの子猫は、いろいろな点で親に頼らなければ生きていけません。
その親代わりを連れて帰った私たちがしなければいけないのです。
捨てられていた子猫の場合は、そのときの大きさ、季節、拾われるまでの時間などの条件で健康状態が大きく違います。
元気な場合もあれば、弱っている場合もあります。
それぞれの状況を考えながら、対処していかなければいけません。
猫は人に比べ死亡率の高い弱々しい生き物です。
子猫の死亡率の60%は生後一週間が占めています。
弱っていたり、感染症になっている可能性もあるので、まずは獣医さんのもとに連れて行ってあげてください。
子猫の体温調整
生まれたばかりの子猫は体温調整ができません。
温めたり、風邪をあてたりして調整してあげる必要があります。
暑い、寒いと主張するわけではないので、探りながら対応する必要があります。
子猫へのほ乳
子猫は数時間ごとにほ乳を行う必要があります。
離乳前の子猫を拾った場合
生後 | 食事回数 |
生後4日目まで | 2時間ごとに授乳 |
生後5〜13日目まで | 3時間ごとに授乳 |
生後14〜21日目まで | 3〜4時間ごとに授乳 |
生後22〜28日目まで | 徐々に離乳食に移行していく |
人間の赤ちゃんと同様に猫の赤ちゃんのお世話はとても大変です。
かなりの覚悟が必要となります。
子猫にどんなミルクを飲ましたらいい?
子猫に何を飲ましたらいいかも、非常に重要なポイントです。
昔は牛乳を飲ませていました。
今は猫のためのミルクが売られています。
猫用ミルクは猫には消化できない乳頭を分解する酵素ラクターゼが含まれていて、必須アミノ酸や脂肪酸が調整されています。
子猫の離乳食
生後3週間を越えると離乳期になります。
健康な子猫は母猫から離れ行動するようになる時期です。
ミルクだけでなく、違った食べ物に興味を持ちます。
まずは肉や魚に興味を持つか試してみましょう。
興味があれば匂いをかぎ、食べようとします。
食べやすいように猫用ミルクに混ぜて、ドロドロに柔らかくします。
子猫が食べ始める最初の頃は、食べるというより吸う感じで噛むことはできません。
すりつぶした肉や魚をミルクと混ぜて、指の先に乗せて口の中に入れてみてください。
吐き出そうとしなければ食べてくれます。
自分で食べるようになったら小さな浅いさらに入れてあげましょう。
子猫の排便コントロール
子猫は通常生後一ヶ月くらいまでは自力で排便ができません。
親猫に肛門や隠部をなめてもらって、その刺激の反射で排泄しています。
食事の前後に、ぬるま湯でぬらした柔らかい布やティッシュなどで、陰部を軽く撫でてあげる必要があります。
そうすることで絵の具を絞りだしたような硬さの便が出てきます。
まとめ
子猫を保護するということはとても大変です。
親代わりになる覚悟ができているかがとても重要だと思います。
仔猫を保護したら
- 獣医に連れて行く
- 体温調整をする
- 猫用ミルクをあげる
- 排便コントロールをする
子猫に愛情をたっぷり注いであげてください。
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