猫ちゃんがキャットフードを食べなくなると、病気かもしれないと心配してしまいますよね。
猫は気まぐれな動物。
気分で食べなかったり、食欲にムラがありますが、飼い主さんが気をつけたいのは、食欲不振が続くとき。
食欲不振が続くと、栄養不足になり、深刻な肝臓の病気になることも。
そんなことにならないように、大事な家族である猫ちゃんが、キャットフードを食べないときの解決方法を紹介します。
キャットフードは、何日食べなくても大丈夫?
猫の食欲不振の基準です。
1歳以上の猫が36時間以上、全くご飯を食べない時、とても危険な状態です。
1日半何も食べてくれないときは、脂肪肝という肝臓の病気になる可能性もあります。
脂肪肝は衰弱などの症状が急激に起こります。
すぐ獣医さんに連れて行きましょう。
少しでも食べてくれているときは、しばらくは様子を見ながら対処法を試してみてください。
猫がキャットフードを食べない理由
[st-midasibox title=”猫が餌を食べない4つの原因” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]①キャットフードの問題
②季節的な問題
③発情による問題
④環境の問題
ひとつずつ解説していきたいと思います。
①キャットフードに問題がある
健康に問題がなく、食欲があっても食べないときは、「キャットフードが気に入らない」場合があります。
猫はとてもグルメな動物です。
キャットフードの味や食感、匂いなどが気に入らないと食べてくれません。
食のこだわりに対して頑固なので、口に合わない場合は長い間食べることを拒否します。
・水を加えて柔らかくする
・ウェットフードを混ぜる
・ミキサーで粒を細かくし、食感を変える
などの対策方法をしても食べてくれないときは、キャットフード自体に問題があると考えてみましょう。
そして、キャットフードの栄養素が足りていないと、猫は食べることを拒否することがあります。
具体的にはタンパク質が少なく、炭水化物が多いキャットフードは、好みません。
今あげているキャットフードの成分表をよくみて、猫が必要としている栄養素を満たしているか確認してみてください。
また、栄養素を満たしていても、猫は同じキャットフードを長期間食べていると飽きてしまうことがあります。
飽きてしまったキャットフードをいきなり違うものに変えてしまうと、警戒心から全く手をつけないことも。
そうならないうように、以下のような対処法があります。
・今までの餌に新しい餌を10%入れてみる
・ウェットフードを混ぜる
徐々に新しい餌を入れることにより、体と舌を慣らしていきます。
ささみやマグロなどを加えて、味を変えてあげるのも良い方法です。
②季節により食べない
猫は季節の変動によって、食欲に影響を受けることがあります。
[st-kaiwa3]猫の食欲周期を知っておいてにゃ[/st-kaiwa3]気温や日照時間の違いが、猫の食欲に影響を与えます。
具体的には以下のような、食欲周期になります。
春:ふつう
夏:食欲減退
秋:ふつう
冬:食欲旺盛
夏は暑さにより、食欲が落ちます。
猫も夏バテします。
室内猫の場合は、部屋の温度を調整してあげると良いでしょう。
③発情期で食べない
[st-kaiwa2]猫は発情期になると食欲がなくなることもあるにゃ。[/st-kaiwa2]オス猫の場合、繁殖の衝動が強すぎて、食欲がなくなります。
メス猫の場合、発情期とともに妊娠初期は食欲が減退します。
発情期は、年に3回。(冬~春、初夏、秋。)
それぞれの季節ごとに、2~3回発情します。
避妊、去勢している猫は、心配する必要はありませんが、発情期は正常な状態なので、心配せずにしばらく様子を見ましょう。
④環境の問題でキャットフードを食べない
猫ちゃんがキャットフードを食べないとき、環境が原因の場合もあります。
解決方法として、まずは現在の環境を変えてみてはいかがでしょうか。
環境を変えることで、食欲が出てくることがあります。
具体的には、次のような感じになります。
・今まで与えていたキャットフードの場所を変える
・その場所を仕切ってみる
・部屋全体を暗くしてみる
その他にも様々な方法がありますが、以上のことを中心に猫ちゃんの食欲がなくなったときに試してください。
暗くすることと関連しますが、ダンボールなどの中にキャットフードを用意してあげるのも方法の1つです。
この方法により誰にも邪魔されることなく、ご飯をゆっくり食べることができます。
このような安心感を与えることが大切です。
猫ちゃんがキャットフードを食べないときは、食器を変えてみるのもいいでしょう。
いつも使用している食器が食べカスや唾液などで汚れていると、食欲が落ちる場合があります。
暑い夏場は腐敗臭なども多く、それが原因で食欲が落ちてしまうケースも少なくありません。
具体的には次のような感じです。
・食器をいつも清潔にする
・底の浅い、平べったいお皿にする
・キラキラしてない、地味な色のお皿にする
猫は、ニオイによって最初の一口目を食べるかどうかを決めます。
そのためにも、普段から食器を清潔にしておきましょう。
さらにスチール製など、キラキラ光る食器を嫌う猫もいますので、この時は別のモノに変えてみましょう。
猫ちゃんがご飯を食べないようであれば、手を使って与えてみましょう。
猫というのはとても気まぐれな動物であり、ご飯を食べた後であっても、手であげると今まで以上の量を食べることもあるのです。
この方法はご飯を食べてくれない時に効果がありますが、頻繁に行うと手からしか食べてくれなくなります。
毎回するのではなく、猫ちゃんがご飯食べてくれない時だけに限定してください。
⑤そのほか
そのほか、ネコがキャットフードを食べない理由として、鼻水・鼻づまりで食欲不振が起こる場合があります。
猫がご飯の美味しさを判断するポイントはニオイです。
猫の鼻が詰まっていると、「美味しくなさそう」と判断して食べるのを嫌がります。
猫の健康状態をチェックしてあげましょう
・鼻づまりが起きていないか
・鼻水が出ていないか
対処方法としては、ぬるま湯で濡らしたガーゼなどで、鼻の表面を綺麗にしてあげましょう。
その刺激でくしゃみが出て、鼻水が出てきてくれることもあります。
鼻づまりが起きている原因を治療してあげる必要があるので、続く場合は獣医さんに見てもらいましょう。
猫ちゃんがキャットフードを食べないときの対処方法まとめ
猫ちゃんがご飯食べてくれなくなった際は、ご飯の場所を変えたり、手であげるということを試してみてください。
食欲不振には様々な理由があります。
普段猫ちゃんがどのような生活をしているのか、観察してあげてください。
様子を見て、対処してみて、その方法が飼っている猫ちゃんに合っているかを確かめてみましょう。
食いつきのいいキャットフードと評判なカナガン。
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