猫の外耳炎は、よくある耳のトラブルです。
動物病院に治療にくる猫ちゃんが多いのでも有名です。
外耳炎になっていると思ったら、必ず獣医の診察を受けてください。
猫の外耳炎は、安静にしているだけでは治癒しないことがあるため、早めの治療が効果的です。
「耳垢がたくさん出る」
こんな症状なら、外耳炎になっているかもにゃ![/st-kaiwa2]
猫が外耳炎になる5つの原因
外耳炎になる理由は、主に5つ。
[st-kaiwa3]ひとつめは寄生虫にゃ![/st-kaiwa3]
猫も免疫力があるので、頻繁に起こることはありませんが、ダニなどの寄生虫が影響して、耳のトラブルが起きる可能性があります。
[st-kaiwa3]2つめはアレルギーにゃ![/st-kaiwa3]
アトピーなどの接触アレルギーによって、耳が皮膚炎になることがあります。
[st-kaiwa3]3つめは耳掃除を怠る結果にゃ![/st-kaiwa3]
過剰な耳垢を放置したり、植物の種などの異物が入っても掃除しないでいると、菌が繁殖して、外耳炎になることがあります。
また掃除をし過ぎて、耳を傷つけてしまってもいけません。
[st-kaiwa3]4つめは菌の存在にゃ![/st-kaiwa3]
ブドウ球菌と呼ばれる細菌が原因のこともあります。
猫がなにかの拍子に怪我をして、傷口ができると生息が広がります。
健康な人の20〜30%が保菌していると言われていいて、耳の奥の水平耳道でよく発見されます。
[st-kaiwa3]5つめは湿気にゃ![/st-kaiwa3]
折れ耳が特徴のスコティッシュフォールドなどは、生まれつき、外耳炎にかかりやすい特徴があります。
外耳炎になりやすい猫の種類
[st-kaiwa5]外耳炎になりやすい猫の種類です。耳に特徴がある子は、耳のトラブルに気をつけてあげてください。[/st-kaiwa5]
スコティッシュフォールド
折れ耳がとても可愛い猫ちゃんです。
耳の換気がよくありません。
耳に湿気がたまりやすいので炎症が起きやすいです。
アメリカン・カール
外側にカールした耳が特徴的な猫ちゃんです。
猫の中で唯一耳が軟骨でできていて固いです。
この特殊な耳の形のため、耳垢は自然に排出されません。
お耳のトラブルにとてもなりやすいです。
猫の外耳炎の症状は?
愛猫ちゃんに、下記の症状があったら、飼い主さんは外耳炎を疑ってください。
- 耳垢がたくさん出る
- 耳がくさい
- 耳の中が赤い
- 耳をさかんにかゆがる
- 頭を振る
外耳炎の炎症が起きる理由は、侵入した異物を排除するために起っています。
炎症を止めるだけでなく、外耳炎になった原因を知り、それを取り除いてあげるようにしましょう。
猫の外耳炎の予防法。正しい耳掃除の仕方について。
耳の中を清潔に保つことがとても大切です。
ですが、耳掃除では重要なポイントがあります。
それは、綿棒で強くこすらない!ことです。
一気に綺麗にしよう、完璧にきれいにしようとして、強く耳掃除をしてしまうと逆効果の可能性も。
こすりすぎると、猫の耳のバリア機能が低下します。
そこから菌やカビが侵入し、外耳炎になってしまうかもしれません。
耳専用クリーナーとコットンで汚れを浮かせる!
簡単に指が入る程度の範囲を優しく汚れを拭きとる程度にしましょう。
耳の洗浄を無理して行うと、腫れてしまい、耳の穴が詰まって、洗浄すらできなくなってしまうこともあります。
耳掃除も無理せず、気楽に取り組むことが大事です。
猫が嫌がらない程度でやめるのものポイントです。
また掃除をしても、改善されない場合は、獣医に相談して、点耳薬か内服薬を処方してもらいましょう。
猫の外耳炎に効果的な栄養素
効果的な栄養素 | 効果 | 含まれる食材 |
オメガ3脂肪酸 | 抗炎症作用 | イワシ、サバ、アジ |
ビタミンA | 皮膚を丈夫にする | 鳥レバー、豚レバー、銀ダラ |
抗炎症作用を期待してオメガ3脂肪酸のEPAやDHAを積極的に摂取することをおすすめします。
ビタミンCは耳の皮膚を健康に保つ効果があります。
パプリカやブロッコリーなどを加えてあげてもいいでしょう。
外耳炎に効果的なキャットフード
愛猫ちゃんが外耳炎になってしまったら、何を食べされたらいいのでしょう。
猫は栄養が充分に足りていないとバリア機能が落ちてしまいます。
もし今あげているキャットフードが添加物たっぷりなら、安全で健康的なキャットフードに変えてあげるだけで愛猫ちゃんのバリア機能が高まるかもしれません。
外耳炎の改善に必要なのは、原材料がお肉たっぷり・ビタミンたっぷり・無添加のキャットフードがおすすめです。
猫の外耳炎まとめ
外耳炎は、愛猫の行動や耳の状態から、見つけやすい病気です。
正しい耳掃除をしてあげれば、健康な猫ちゃんなら炎症は落ち着いていきます。
炎症が落ち着かない場合、もしかしたら栄養が足りていないのかもしれません。
キャットフードを変えてあげるなど工夫をして、愛猫ちゃんの健康を守ってあげてください。
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